兵庫港をFA31mmF1.8 Limitedとともに歩く
 先日入手したFA77mmF1.8 Limitedと並ぶペンタックスの誇る単焦点レンズFA31mmF1.8 Limited。これに43mmを加え、FA三姉妹ということになります。
 ペンタックスの単焦点フリークの間では、43ミリのことを「まったり」ちゃん、77ミリのことを「トロトロ」ちゃん、31ミリのことを「クリクリ」ちやんと呼ぶそうです。
 それぞれのレンズの描写の個性がいわれになる呼び名。この31mmはクリアで明快な描写が特徴ということなるのでしょう。

 このレンズは三姉妹の仲でも最も高価、気軽に買うわけにはいきませんので、試写するためにお友達にしばらく借りてみました。
 ただし、今回はレンズが主役と言うよりも、K200DのRawで撮って、SilkyPixでレタッチを試してみたかったので、それが目的です。
 実は35ミリ判換算47mmのレンズだけ1本ぶら下げて、奈良に行くはずだったのですが、仕事の連絡が入るかもしれない事態になったので、兵庫港に出かけました。新長田からブラブラ散歩です。

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 新長田の商店街を一番街~大正筋~六間道と歩いていきました。
商店街や市場を見ると自動車社会が壊していった生活文化の重さを感じます。
ここ新長田では産業構造の変移も大きな要素だったと思います。
ゴム工場が活気があったときには繁華街として栄えた六間道も、今は寂れていながらがんばっている風情のあるお店がポツポツと店を開いています。
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 いつのまにかモダンに造りかえられた東尻池8丁目のバス停を東に進むと、その後には高松橋。この先は平清盛の時代からの由緒がある和田岬です。
橋のたもとの銅像には秋の空が似合います。
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 御崎にある防潮堤には草が生えていました。このところ海が大きく荒れることはなかったのでしょう。植物の逞しさと同時に命の儚さを感じます。
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 光明院の屋根。由緒があるお寺かどうかは知りませんが、屋根瓦が秋の陽を浴びてうれしそうだったのでパチリ。
 最近、和風の建築物を観ると心和みます。
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 同じ雲一つ無い秋の空の下には、ワールドカップにも使われた、サッカー競技場ウイングスタジアムがあります。
今日はヴィッセル神戸の試合の日で賑わっていました。
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 天気もよくて釣り日和。兵庫港の北側に行くと、そこでは、家族団らんの釣り客でいっぱい。空には神戸空港からの飛行機が。
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 傍らにはごつい感じの倉庫が並んでいます。神戸港の国際的な地位が下がる中、このような港湾施設はどれだけ使われているのでしょう。
 釣り客の暖かい団欒と、虚ろなごつい構造物の対比が面白く感じます。
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 釣りをする海べりに行く道は、このような港の構造物の下をくぐります。
子供の時ならちょっとした冒険のように感じて、心がときめくかもしれません。
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 よくカメラやレンズのカタログに載っている写真風とは思いましたが、秋の光を受けて輝いているモチーフを見るとシャッターを押さずにはおれませんでした。
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 知らなかったのですが、兵庫港にもドックやクレーンや巨大な構造物がたくさんあるのですね。女性客もけっこういるのは驚きです。
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 夕方の光を浴びながら釣りを楽しむ人たちは、なんか幸せそうです。ちょっとうらやましい。
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 西の方には高取山や須磨アルプスが見えます。もう夕暮れがそこまで迫っています。
そろそろのんびりとした家族の釣りはおひらきでしょう。
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 このあたりには、あちこちに堰があります。日暮れの青い光に自転車が風のように走ってきました。
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 向こうから唐突に見慣れないものが走ってきました。これがスプラッシュ神戸という水陸両用の港めぐり観光バスらしい。
噂には聞いていたが、姿をしらなかったので向こうから走ってきたときは、文字通り目を疑いました。
よく調べてみると知人のブログに紹介が出てました

以上Pentax K200D&FA31mmF1.8 Limited





 今回はレンズの試し撮りというよりは、兵庫港ブラブラ歩きがテーマでしたので本来は上方カメラの方に載せる記事なのですが、ペンタックスレンズつながりということでこちらに掲載しました。
 レンズの試写としてはFA31mmF1.8 Limitedの描写をかなりレタッチ時にいじってしまったので、次回また試し撮りということにしたいと思います。
 せっかく綺麗に撮れていたものを、自分の記憶に合わせて、「もう少し暗かった」とか「もう少し濁っていた、汚かった」とか触りましたので(笑)
 
 そうはいうもののこのレンズはさすがの描写と感じました。FA77mmF1.8 Limitedにも言えることですが、個性的で写していて楽しいレンズです。もともとの素性は評判通りクリアな描写。それに少し隠し味(意図的な収差かな?)がのっていて、これが単なる切れの良いだけのレンズとは異なっている。これならレンズにお金かけても値打ちあります。
 デジタルではちょうど標準レンズになるので、手持ちではパンケーキのフォーサーズのZD 25mm f2.8やSummilux 25mm F1.4とかぶるのですが、パンケーキよりはかなり切れが良く、ズミルクスよりは二回りほど小型で(けっしてコンパクトではありませんが)、個性がかなり異なるので楽しめる気がします。
 銀塩で使って良し、デジタルで良しというと、このレンズたちと、コンタックスのマクロプラナーを思いつきます。
やはり単焦点レンズは楽しいですね。
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by kamigatacamera | 2008-10-05 12:49 | Pentax Lense | Comments(6)
Commented by F at 2008-10-05 22:05 x
この写りをみても階調と遠近のピントの抜群によいレンズとわかります。
硝子の沼は奥が深い。
見つけてくる人は罪深い:-)
Commented by senshikibow at 2008-10-05 22:48
実はペンタックスのK20Dの天体専用機が出るかもしれないとの噂があります。赤外線フィルターと手ぶれ補正がないので、実用性は限りなくゼロに近いのですがちょっと欲しいと思っています(笑->と言うよりは症?)

港の景色を見ていると大昔、
港に車で入って暗くなるまで夕焼けを彼女と見ていたのを思い出しました。
Commented by kamigatacamera at 2008-10-05 22:53
Fさん、このレンズとFA77mmF1.8はもともと銀塩用ながらデジタル用としても素晴らしいレンズだと思います。設計に味というか遊びがあります。少し残った収差がミネラルウォーターと蒸留水の差の味わいを出すというところでしょうか。レタッチしていても面白いです。
Commented by kamigatacamera at 2008-10-05 22:56
senshikibowさん、あいかわらずマニアックですね。

私も若い昔つきあっていたピアニストの女性を思い出します。
もっとも、港に入っていった車は彼女のものでしたが(°°)☆\(--メ)バキッ!
今は幸せにしているでしょうか。
Commented by fight_Vissel at 2008-10-06 01:01 x
この日は京都戦で Vissel快勝!
退場者を出すも 4:1
大久保 2得点 レアンドロ 1 そして ウッチ-の J1 初得点でした。
久々に気持ちのよいゲームでした。
Commented by ktokuri at 2008-10-06 08:34
fight_Visselさん、そうですか快勝だったんですね。
この日の空のように清々しい勝利感。いいですね。
確かに大にぎわいだった球技場。よかったですね。
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